矯正歯科
矯正治療を始めるタイミングは様々です。
小さいうちかから治療を開始する必要がある場合や、すべて永久歯に交換するまで待った方がいい場合、また大人になってからは年齢関係なく始めたいと思ったときが始めるときだと言っても言い過ぎではありません。
また、全体の歯並びや噛み合わせだけでなく、被せものを作る段階で部分的に歯並びを修正する必要があることもあります。
まずはお気軽にご相談下さい。相談料は無料です。
叢生（乱杭歯）の治療
上下左右で小臼歯を１本ずつ抜去し、ブラケットを装着し矯正治療を行いました。
オープンバイト（開咬）の治療
咬合時に前歯部が接触しない状態をオープンバイト（開咬）といいます。上下左右で小臼歯を１本ずつ抜去し、叢生と開咬状態を改善しました。
歯周病が原因により、歯が病的に移動したケース
炎症のコントロールを行った後、上顎の部分矯正により歯並びの改善を行いました。ブラケットは上だけに装着し治療を行いました。
部分矯正のケース
左上の側切歯が、内側に転位している患者さんの治療。上顎のみの部分矯正により治療しました。
小児の矯正治療
乳歯が残っている小児の治療では
①乳歯が残っている間に行うⅠ期治療
②全ての乳歯が永久歯に交換(生え変わること)してから行うⅡ期治療
を行います。
①では主に成長を利用した治療を行い、永久歯への交換が終了した時点で②の必要性の有無を診断します。
②の治療は、ブラケットとワイヤーを用いた成人の治療と同様の治療になります。
②に進む必要があるかどうかはケースバイケースです。Ⅰ期治療で終了できる方もいれば、最初からⅡ期治療ありきでⅠ期治療を行う方、また、最終的な仕上がりをどこまで求めるかでも、その必要性は様々です。
Ⅰ期治療を開始するタイミングの目安として、6歳臼歯と上下の永久前歯が生え揃う小学校低学年〜中学年頃をお奨めしています。
これは成長過程や治療期間、治療法を鑑み、このタイミングがベストであると考えているからです。
もちろん症例はそれぞれで、これに当てはまらない場合もありますので、これより前でも気になることがあればいつでもご相談ください。
噛み合わせが深く、下の前歯に対して上の前歯がかなり前方にあり（この患者さんでは下顎が後退していることが原因）、永久歯が生えるためのスペースも足りません。
写真からは、右上犬歯、下顎両側犬歯のためのスペースがないことがわかります。
拡大機能付きの上下一体型の取り外し装置を使用していただき、上下の前歯のバランスが整ったところで上下別々の拡大装置に交換しました。歯の生え変わりや全体のバランスを見ながら適宜装置を交換し、乳歯列から永久歯列への良好な交換を目指しました。
いずれの装置も就寝時のみ使用していただきました。
永久歯への交換終了時。良好な上下の前歯のバランスと噛み合わせを保ちつつ、永久歯はほぼ歯列に収まりました。
Ⅱ期治療のご希望がなかったため、引き続きある程度調整可能な取り外し式の装置を保定装置（後戻り防止装置）とし、メンテナンスに移行しました。
マウスピース型矯正装置（AsoAligner®）による治療について
当院では取り外しのできるマウスピース型の矯正装置（AsoAligner®）も取り扱っています。
歯の大きな移動が必要な治療には向きませんが、通常のブラケットとワイヤーを用いた治療と比べて手軽であること、透明なので目立たないこと、費用を抑えられることが多いことがメリットです。
アソアライナーは、透明で薄く審美性に優れた矯正装置です。型取りをして歯の動きを予測し、アライナーを製作します。
厚みの違うソフト(0.5mm)、ミディアム(0.6mm)、ハード(0.8mm)のアライナーをこの順番で7〜10日間ずつ装着し、少しずつ歯並びを整えます。
デジタル製作のため、ある程度先までの歯の動きを予測することができ、1回の型取りで1ステップ・3ステップ・5ステップから選択して製作できます。つまり、5段階先までのアライナーを作ることができます。そのため、来院回数を減らすことが可能です。
ただし、全ての矯正のケースで用いることができるわけではありません。アソアライナーは軽度の歯並びの改善に適しています。
お気軽にお問い合わせください。
