お知らせ

2015
07/24

歯のホワイトニングについて

にっこり笑ったときに見える白い歯は、昔からあこがれのひとつであったようです。江戸時代には日本で初めての歯磨き粉が販売され、「この薬をもって磨くときは、その白さ銀敷くる如く、一生口中歯の憂なし」と宣伝していたと言います。
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歯磨き粉を売る江戸の行商人「百眼の米吉」歌川豊国画

現代でも、歯を自然に白く美しくというご要望は年々高まっており、むし歯からの歯の詰め物や被せものにおいても金属ではなく白いものを、また白いものはより安全で美しい材質、手頃な材質など、用途や状況によって選択の幅も広がってきています。

本来歯の色は真っ白ではありません。少し黄味がかっているのが一般的ですが、その色味には個人差が大きく、同じ色味に対する感じ方も人それぞれです。また、歯の着色・変色の原因も食品によるものやタバコのヤニといった外因性のもの、薬物や加齢変化といった内因性のものとさまざまです。
一般的にむし歯ではない歯を白くするには、
・歯を削ってかぶせて白くする方法
・歯を削らないで薬剤を使って白くする方法
があります。
その中でも歯のホワイトニング(ブリーチング)は歯を削ることなく歯の色調を改善できる治療法として、皆さんも耳にされたことがあるのではないでしょうか。

 

歯のホワイトニングには診療室で行うオフィスホワイトニングとご自宅で患者さんご自身で行っていただくホームホワイトニングがあります。
どちらの方法であっても、歯が汚れていたりむし歯や歯周病がある場合は行うことはできませんので、ホワイトニングを行う前に必要な治療を終えて歯面をきれいにクリーニングします。

 

オフィスホワイトニング
診療室において比較的濃度の高い過酸化水素を含む薬液(30〜35%)を用いる方法です。

薬液が高濃度であるため、まず粘膜や皮膚に付着しないように保護します。
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歯面に薬液を塗布し、光を照射します。
当院ではこちらの機器を用いています(クリックすると新しいページが開きます)。
従来の機器に比べて小型で非常に軽く、光出力も大きく短時間の照射ですむため、患者さんへの負担が小さくなっています。
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歯面への薬液塗布+照射(6分)の行程を3回繰り返します。

<上:術前、下:術後(6分照射×3回終了後)>
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通常3回1セットの照射で効果を実感することができます。ご希望の色調により、回数を調整します。
ですが繰り返しオフィスホワイトニングを行うと、一時的に知覚過敏のような痛みを生じることがあります。1-2日程度で痛みは消えますが、痛みが生じた場合にはホワイトニングを中断し、症状がおさまってからホワイトニングを再開します。
短時間で効果を得ることができるため大変気軽に受けられる処置ですが、元の色に戻りやすいデメリットもあります。

 

ホームホワイトニング
歯科医師の指導に従って、患者さんご自身で行っていただく方法です。比較的低濃度で安全性の高い過酸化尿素(10〜15%)をゲル状にした薬液を歯形に流し込んで、一定時間装着します。効果が現れるのに数週間から1ヶ月ほどかかりますが、透明感のある自然な色調を得られます。また、オフィスホワイトニングに比べて短期間で元の色に戻るということもありません。ホームホワイトニングにおいても痛みを生じることがありますが、1-2日中断すれば痛みは消え、ホワイトニングを再開することができます。

 

オフィスかホームかは目的や生活スタイルに合わせて選択していただけばよいでしょう。また両者の併用も可能です。
ホワイトニングの効果をできるだけ長く持続させるポイントは、食品等からの外的な着色の原因を徹底的に除去することです。ホワイトニング後は日常的なブラッシングをしっかりと行っていただくことに加えて、歯科医院で定期的にクリーニングしていただくことをお勧めします。
当院の衛生士はホワイトニングコーディネーターを取得しております。どうぞお気軽にご相談ください。

ホワイトニングやホワイトニングコーディネーターについては日本歯科審美学会のホームページ(クリックすると新しいページが開きます)もご覧ください。

 

高円寺の歯周病専門医 はっとり歯科・矯正歯科